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三田紀房先生 その2

現在、週刊連載(『ドラゴン桜』/モーニング)と、隔週連載(『マネーの拳』/ビックコミックスペリオール)に加え、原作でも隔週連載(『銀のアンカー』/スーパージャンプ)を抱える、三田紀房先生。その画期的な仕事の進め方と、気になる余暇の過ごし方について教えていただきました。

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意外に無趣味? でも高校野球は大好き

---- きちんと毎週お休みをとられているそうですが、プライベートな時間はどのようにして過ごしているのですか?

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三田:実は趣味があんまりないんですよ。持っているエネルギーは全部まんが制作にあてようという考え方なので、それ以外のことをあまりしたくない。さそってくれる先輩がいるので、ここ数年、ゴルフをやったりもしているんですが、本当にそれくらいしかないですね。

---- でも、高校野球はお好きなんですよね?

三田:そうですね。高校野球は大好きで、毎年、春と夏に現地に行くようにしています。甲子園シーズンは仕事中もテレビをつけっぱなしにして予選から見てますね。今は野球まんがを描いていないので、仕事抜きで純粋に楽しめるようになりました(笑)。

---- 野球以外、例えば映画なんかは観たりしないんですか?

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三田:うーん、あんまり映画とか観ないんですよ。本もほとんど読まない。そういうものからインスピレーションが沸くってこともないですね。しいて言えば、編集者と話したり、こういうふうにインタビューされたりするのが楽しいかな。そこから新しい発想が生まれたりすることはあります。

最近は、スポーツ誌のライターさんと飲む機会が増えたんですが、そういう人たちと高校野球の話をしているとワクワクしますね。ああ、僕はやっぱり高校野球が好きなんだなぁ、ってふるさとに帰ったような気持ちになります。

なんにせよ、人と話すのが好きですね。 それが僕のエネルギー源なんだと思います。

(第4回「三田紀房(中編)」  〜「1位を獲ろう」という新人編集者の熱意が産んだ名作〜に続く)



三田紀房先生編

「三田先生のことをもっと知りたい!」と思ったまんてんから、さらりと、でもかなり突っ込んだ質問を投げかけてみました。先生、よろしくお願いします!

無人島に一冊だけ、まんがを持っていくとしたら?

無人島ですよね......うーん『サバイバル』(さいとう・たかを)とか、役に立ちそう(笑)。とりあえず生きていたい。生きていれば助かる可能性も高まるし。

好きな映画は?

『Shall we ダンス?』が好きです。周防正行監督が「駅のホームでふと上の方を見たらダンス教室があって、こんな昼間からダンスしている人たちがいるんだ」って思ったのが制作のきっかけらしいですね。モノってこういうふうに作るんだなって感心しました。

好きな食べ物、嫌いな食べ物は?

好んで食べるのはうなぎと天ぷら。田舎のドライブインとか行くと必ずあるでしょう? ああいうお手軽なものが好きなんですよ。でも、接待で連れて行かれるなら寿司がいいかなあ。田舎育ちなもんで、醤油ベースのものが好きなんですね(笑)。

食べられないものは牡蠣。昔ひどい目に遭って以来ダメですね。あと、紅ショウガが苦手です。

仕事中のBGMは?

ラジオです。アシスタントがかけているものを聴いています。ただ、ネームを作る時は集中したいのでなにも聴きません。

仕事中の気分転換は?

テレビですかね。ニュースを見て、株価下がってるなーとか。株はやっていないんですけど、証券会社の部長とかが喋っている内容を聞くのが好きですね。

学生時代の得意な教科は?

図画工作は得意です。 わりかし、数学とか理科も。 国語と社会は苦手でした。

今、手塚治虫先生に会ったらどうしますか?

子供の頃、あんまり友達がいなかったんで、まんがを回し読むって習慣がなかったんですよね。ですから、実は手塚先生の作品もほとんど読んだことがないんです。ごめんなさい......。

今、会いたいタレントさんは

集英社の紹介で、ずっとファンだった佑ちゃん(斎藤佑樹投手)にはもう会えたので、次はまーくん(楽天・田中将大投手)かな(笑)。

好きな街は?

行って楽しいのは甲子園ですね。駅を下りてから球場に向かうまでの高揚感がたまらないです。

好きなプロ野球チームは?

好きな野球のスタイルってことで言えば西武。バランスが取れているじゃないですか。しっかりとしたチーム作りの哲学があって、それが変わらないところも良いですね。 選手で言うと、小柄で器用な選手が好き。ネットの掲示板なんかでも「どうも三田は2番セカンドが好きらしい」って言われてますよ(笑)。

三田紀房プロフィール

三田紀房(みたのりふさ) 1958年、岩手県生まれ。

明治大学政治経済学部卒業後、一般企業に就職。直後、家庭の事情で退社し、家業の衣料店を兄と共同経営するが上手く行かず、賞金目当てでまんが家を志す。1988年、講談社「モーニング」で新人賞デビュー(当時30歳)。その後、高校野球まんが『クロカン』『甲子園へ行こう!』で注目を集め、2005年、大学受験をテーマにした『ドラゴン桜』で第29回講談社漫画賞、平成17年度文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞している。




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2007年02月27日