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第31回 髭男爵『映画化のときはよろしく』

髭男爵
髭男爵(お笑い芸人)
【右】山田ルイ53世(1975年自称パリ生まれ)と【左】ひぐち君(1974年福岡県生まれ)のコンビ。『おもいッきりDON!』月曜日(日本テレビ)などに出演中。6月26日、新宿ロフトプラスワンで「髭男爵のトーク舞踏会」を開催(18時半開場)。

山田ルイ53世 僕は雑食性というか、マンガは幅広く読んできました。当然、『スラムダンク』や『ワンピース』は通ってきてますし、渋いところでは『ベルセルク』や『ヒストリエ』。少女マンガもかなり読んでいて、山岸凉子さんの『アラベスク』や『日出処(ひいづるところ)の天子』、竹宮恵子さんの『風と木の詩』なんか好きですね。
ひぐち君 僕はそんなにあれこれ読まないんですけど、好きになった作品は単行本を集める感じ。『あしたのジョー』は全巻持っています。マンモス西の「鼻からうどん」はマンガ史に残る名場面ですよね。それから、藤子・F・不二雄さんが大人向けに描いた『異色短編集』にもハマりました。あとは『じみへん』とか......。
山田 ジブン、千原ジュニアさんが面白いと言ったマンガだけ読むんやろ?
ひぐち君 ジュニアさんは僕のマンガの師匠なんですよ。
山田 といっても直接教えられたわけじゃなく、テレビや雑誌でジュニアさんが薦めたマンガを読むだけやけどね。
ひぐち君 読んだら僕もセンスいいこと言えるかな、みたいなね(笑い)。
山田 最近読んで面白かったんは「モーニング・ツー」で連載してる『聖☆おにいさん』。
ひぐち君 確か「モーニング・ツー」って、インターネットで一冊丸ごとタダで読めるようにして話題になった雑誌でしょ? タダというのはすごいなぁ。
山田 神様をギャグにするっていうのは、日本だからこそできる笑いですよね。いちばん笑ったのは、イエスがマラソンやって、「脇腹の聖痕が痛い」と言うところ。ああ、槍で刺された場所かと。ババヌキのとき、イエスがババを引こうとするとブッダの頭が光ってばれる、というのも良かった。「イエスとブッダが下界にいる」という設定も、「貴族が庶民の社会にいる」という髭男爵の設定によく似ていて、親近感を持ちました。ひぐち君はわりとイエスに似てるんで、僕がパンチにしたら、まんま「パンチとロン毛」でいけるんやないかと(笑い)。M‐1目指してるところも同じだし、実写映画化のときは、ぜひ我々を思い出してください!(談)

(2009年6月26日(金) 朝日新聞 東京夕刊 「コミックブレークより転載」)

聖(セイント)☆おにいさん

『聖(セイント)☆おにいさん』
中村光
秋田書店 既刊2巻
講談社 既刊3巻(以降続刊)
定価・各580円(税込み)
「モーニング・ツー」連載中

2009年07月13日