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第17回 松下奈緒『初めて漫画で泣きました』
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松下奈緒(女優) 1985年、兵庫県生まれ。映画『アジアンタムブルー』、テレビドラマ『猟奇的な彼女』(TBS)などに出演。主演映画『砂時計』は全国東宝系で明日から公開。出演:松下奈緒 夏帆 井坂俊哉 池松壮亮/藤村志保 ●映画『砂時計』公式ページ |
小学生のときは『(美少女戦士)セーラームーン』のコミックスをそろえたし、中高生のときは友達同士でよく漫画の貸し借りをしていました。当時は特に「ハナダン(花より男子)」がすごくはやっていたので、ドラマを観たりすると中学時代を思い出します。
男の子向けの漫画はあまり読んだことがないんです。『SLAM DUNK』が面白いとよく聞くので読んでみたいと思っています。唯一ハマッたのは『ピアノの森』。映画で主題歌(ムーンシャイン)を歌わせていただくことになって読み始めたんですけど、クラシックの曲の選び方がとても上手で感心しました。主人公のカイくんがどうなっていくのか、すごく続きが気になる作品です。
あとは『ピーチガール』なども印象に残ってますけど、今まで読んだ中でベスト3を挙げるなら、第3位が「ハナダン」で第2位が『ピアノの森』かな。第1位はなんといっても『砂時計』です!
高校生の妹が学校ですごくはやってるといっていたので、以前からタイトルだけは知っていたんです。妹に「映画で杏ちゃんの役をやることになったよ」といったらビックリしてました。
いざ読み始めてみて、自分がここまで漫画にハマるとは思っていなかったです。とてもリアルな人間ドラマが描かれていて驚きました。一気に最後まで読んでしまいましたし、漫画を読んで泣いたのは生まれて初めて。杏が病院で目を覚ましたときのお婆ちゃんとのやりとりとか、最後に杏が「まかせて」というところとか、好きな場面はたくさんあります。
杏はよく笑うし、常に目の前のことに一生懸命な明るい女性ですけど、一方で母親の影をひきずっていて、人一倍弱いところもある複雑なキャラクターですね。自分が演じるときは台詞が少ない分、表情などで杏の内面を伝えることを心がけました。
映画は原作とはまた違う魅力があって、観た人が自分自身の思い出とも照らし合わせながら、「大事なものって何だろう?」と考えてもらえる作品に仕上がっていると思います。ぜひ、たくさんの方に観ていただきたいです。(談)
(2008年4月25日(金) 朝日新聞 東京夕刊 「コミックブレークより転載」)
『砂時計』
芦原妃名子
小学館 全10巻
定価・各410円(税込み)
2008年05月12日
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