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まんてんレコメンド

第1回 『三田紀房先生作品から「仕事」の"今"を学ぼう!!』

一時期と比べて良くなったとはいえ相変わらず厳しい新就職戦線、10年、20年前とは比べものにならないほど拡大した転職市場、そして起業ブーム。私たちの「仕事」を取り巻く"状況"、そして"常識"は、恐るべき速度で変化し続けています。

この濁流の中に「なんとかなるだろう」なんて、安易な気持ちで飛び込むのはあまりに無謀。自分の一生に関わることですから最新事情をしっかりリサーチして、完全武装で臨むくらいの慎重さがほしいですね。「ダメだったら転職すればいいや」なんてもってのほかですよ!

というわけで今回は、まんが界きっての理論派、三田紀房先生の最新作品群をレコメンド!! かつて『ドラゴン桜』で「進学」の最新事情と"裏"を描き一世を風靡した三田先生が並行展開中の衝撃的仕事まんが3作品をまとめてご紹介します!!

『銀のアンカー』(三田紀房・関達也/集英社)

銀のアンカー

将来に胸ふくらませる大学生にぜひ読んで欲しい作品です。僕も就職活動中にこの漫画に出会っていれば、あんなに苦労はしなかったかなぁ......。今読むと、自分の天職が本当に今の仕事なのかなんてつい考えてしまいますね。

集英社 コミックス・コンテンツ販売部
笹岡克宏さん

【作品紹介】

偶然知り合った2人の学生に就職活動をサポートすることになったニューヨーク帰りの辣腕ヘッドハンター白川義彦。人生を航海になぞらえ、就職活動を停泊する港探しとたとえる彼は、子どもの頃から明確な目標を定め努力してきた人たちは、どんな波や風にも流されない「金のアンカー」を持つと評価し、今更じたばたしても彼らに敵わないという厳しい現実を突きつける。

しかし同時に彼は、たとえ金のアンカーをもたない人でも、今から正しく努力すれば、納得のできる仕事「天職」に就くことができるとも助言。そして、それを成した人がおろす錨は、色こそ違えど、大きさや安定度で決して負けない「銀のアンカー」なのだと2人を鼓舞する......。

社会人への第一歩、「就職活動の現実」を分析し、的確なアドバイスを提示する「就職請負まんが」。第一部として単行本1~4巻が発売中のほか、4月から待望の第二部がスーパージャンプ誌上にて連載再開。これから就職する学生はもちろん、自分の仕事に疑問を感じ始めた人にもオススメの作品です!

『エンゼルバンク ドラゴン桜外伝(三田紀房/講談社)

エンゼルバンク ドラゴン桜外伝

「自分個人の満足感を得るために働く。これが働くということの正しい意味...」 「人も企業も見た目はともかく健康で長生きが一番」など、衝撃的な台詞が満載! 転職を考えている人、考えてない人、もう転職した人も必読! すべての働く人に贈る「実用コミック」です。

講談社 コミック宣伝部
藤田政則さん

【作品紹介】

衝撃作『ドラゴン桜』から数年後。教師という仕事に行き詰まりを感じて龍山高校を退職した井野真々子は、龍山高校を建て直した元上司、桜木の紹介で転職代理人・海老沢の元で働くことになる。

小学生時代にお菓子の当たりくじを売買するネットワークを生み出した体験から「モノの価値はすべて相場で決まる」、すなわち「人間の価値も相場で決まる」と断言する海老沢。自分の代わりがたくさんいれば買いたたかれ、自分にしかできないことがあれば言い値で売れるという持論の彼は、「30代半ばになって転職を考えている人はやめたほうがいい」「でもみんな知らないからやっちゃうんですよ」と冷ややかに笑う。果たしてその真意は......?

転職する側の事情だけでなく、採用する側の事情も交えて語られる「転職の現実」。今の自分にとっ��最善の「答え」が何かを気づかせてくれる作品です。4月23日には最新刊2巻も発売。前作『ドラゴン桜』と合わせて読むのも楽しいですよ。

『マネーの拳』(三田紀房/小学館)

マネーの拳

三田先生お得意の「ウンチク」で経済用語から会社経営のノウハウまで分かっちゃいます。「M&A;」やら「TOB」やら......毎日のように聞きますが、実際ちゃんと意味を分かっていない人も多いのでは? そんな人は『マネ拳』でこっそり勉強しましょう!

小学館 宣伝担当
中嶋健さん

【作品紹介】

元ボクシングチャンピオン、ケンがボクサー引退後の新たなリングに選んだのはビジネスの世界だった。大手傘下に入るを良しとせず、自らの器量と才覚で独立起業し勝ち抜いていくケン。小さな飲食店を皮切りに、新規事業へ参入、事業拡大、株式公開と、どんどんスケールアップしていくケンのビジネスから、「勝つ商売の秘訣」を学べ!

......リスクを恐れぬケンの戦略はつねにギリギリの綱渡り。4月26日に発売された最新刊8巻では、なんと自社がTOBの対象に。宿命のライバル、エリートキャリアウーマン井川の卑劣な罠にケンがどう対応していくかが見どころです。

もちろん、三田まんが独特の比喩表現も見どころ。特に本作は舞台が突然桶狭間になったり、ライバル井川が魔女の扮装に変身するなど、シーン描写のオーバーさ、面白さがトップクラス。複雑で難しいビジネス用語が多用されている作品ですが、それを忘れてしまうほどの読みやすさを備えています。

とびこみレコメンド

『そこをなんとか』(麻生みこと/白泉社)

そこをなんとか
  • 麻生みこと
  • 白泉社 既刊1巻
  • 定価 580円(税込)
  • 『メロディ』にて連載中
【作品紹介】

『天然素材でいこう。』の麻生みこと先生が、昨年より執筆開始した新作『そこをなんとか』が、この春ついに待望の単行本化。最近とかく話題の「弁護士」の世界が丸わかりに?

『弁護士って儲かって華やかな仕事って印象ないですか? これが、実はスカッといかない世界。そこを裏技あり、正攻法ありでうま~く解決するのがオシゴト...。一見難しい言葉が飛び交いそうな話題が、テンポ良くコメディになってるのが本作の魅力! 楽子と一緒にもどかしく思い、裏技成功にガッツポーズしながら、弁護士さんの世界を楽しみません?』(メロディ編集部)

2008年05月09日