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まんてんレコメンド

第4回 『心ふるえる名作まんがが、この9月に一挙映画化!!』

8月に公開された『20世紀少年』(浦沢直樹/小学館)や『デトロイト・メタル・シティ』(若杉公徳/白泉社)などを筆頭に、今年の夏もまんが原作映画がずらり。皆さんもうご覧になりましたか?

「まんが」という表現手法で完成された原作を、「映画」という全く異なる表現手法に昇華させることで、新たな楽しさを生み出している「まんが原作映画」。原作を忠実に映像化したものから、大胆な翻案で新たな魅力を生み出したものまで、多くの作品が銀幕を賑わしています。どんなストーリーになるのか、お気に入りキャラクターを誰が演ずるのか、ファンにとっては気になるポイントですよね。

今回の「まんてんレコメンド」では、そんな映画化された名作まんがの中から、9月に公開予定の最新3作品を厳選ピックアップ。多くのまんがファンを唸らせた超名作をどのように映画化したか、ぜひとも劇場で確認してみてください。もちろん、その前に原作の再読を忘れずに!!

『シャカリキ!』(曽田正人/小学館)

シャカリキ!
  • 曽田正人
  • 小学館文庫コミック版
    全7巻
    定価 各750円(税込)
  • ビッグコミックスワイド版
    全7巻
    定価 各950円(税込)

本作はコミックス累計350万部を突破している、曽田正人先生の記念すべき連載デビュー作品! 曽田先生が描くストレートで熱い自転車ロードレース漫画です。現在連載中の『MOON ― 昴 ソリチュード スタンディング ―』(週刊ビッグコミックスピリッツ)や『capeta』(月刊少年マガジン)の原点とも言える作品なので是非ご一読を! コミック文庫版とワイド版(ともに全7巻)が発売中です!!

小学館 宣伝部
中嶋健さん

【作品紹介】

自転車で坂を登ることにしか興味を持てない天性のクライマー、野々村輝(テル)が、中学3年の夏休みに「ロードレース」に出会い、その才能を開花させていく姿を描いたスポ根まんが。後の曽田正人作品全てに共通する「天才の情熱と孤独」がすでに大きなテーマとして据えられています。現役ロードレーサーなどからも「バイブル」と称される自転車まんがの金字塔です。

映画は9月6日(土)公開。主要キャラクターである亀高自転車部の3人(テル、鳩村、ユタ)を、若手俳優集団D-BOYSの遠藤雄弥さん、中村優一さん、鈴木裕樹さんが好演。原作ではチームメイトだったユタがライバル校選手になるなどといった大胆な設定変更などのほか、原作ファンがびっくりするような怒濤の急展開(なんと亀高自転車部が○○に!?)が見どころです!!

●映画公式ウェブサイト:
http://shakariki-movie.com/

ノベライズ版『シャカリキ!』
原作:曽田正人
著者:丹沢まなぶ
小学館文庫 定価520円(税込)

『おろち』(楳図かずお/小学館)

おろち
  • 楳図かずお
  • 小学館 『楳図Perfection! 4』全4巻
  • 定価 各1200円(税込)

楳図かずお先生。数多の名作を描いてきたこの天才漫画家が生み出した中で、最も美しくミステリアスなキャラクターともいわれる「おろち」。今秋の映画化、また嶽本野ばらによるインスパイア小説化、そしてBEAMSによるTシャツ発売と、多くのクリエイターが惹かれてきたこの少女と原作にあらためて触れてみては如何でしょう。

小学館 宣伝部
桜井健一さん

【作品紹介】

100年に一度深い眠りにつき、少女の姿のまま、様々な人間の業を見つめ彷徨いつづける少女おろちを狂言回しに、9つの恐怖エピソードを描いた作品。「18歳の誕生日を迎えると醜くなっていく」という家系に生まれた美人姉妹の狂気と執念、さらに、最愛の夫を失った未亡人が、その復活を願ったがために起こした悲劇など、人間の心の闇が引き起こす恐怖を描いた心理ホラーの傑作です。残暑の暑苦しさを吹き飛ばすには最高の作品! 心底、冷えます。

映画は9月20日(土)より全国ロードショー。ストーリーは原作の9エピソードの中から、特に人気の高い『姉妹』と、おろちの多くの謎が明かされる最終回『血』を中心に再構成されています。おろち役を、その演技力が高い評価を集める若手女優・谷村美月さんが、物語の中心的存在となる門前姉妹を木村佳乃さんと中越典子さんが、それぞれ熱演します。原作者・楳図かずお��生にも満足頂いた舞台デザインも素晴らしいですよ!!

●映画公式ウェブサイト:
http://www.orochi-movie.jp/

『イキガミ』(間瀬元朗/小学館)

イキガミ

映像化が決定する前からクチコミでじわじわ売れていた傑作。内容からいって、「楽しい」作品ではありませんが、「イキガミ」が「逝き紙」でもあり、「生き紙」でもある所が深く、泣けます! 映画のエピソードは1巻目と3巻目に収録。そして、9月6日(土)発売の新装刊『週刊ビッグコミックスピリッツ』にて連載再開です!!

小学館 宣伝部
中嶋健さん

【作品紹介】

無作為に選ばれた若者に死を与えることで、生命の価値を再認識させ、社会の健全化を促すという「国家繁栄維持法」。およそ1000分の1という確率で選ばれるその「犠牲者」は、死の24時間前に「イキガミ(死亡予告証)」によって、自らの死を告知される。......という"突拍子もない"設定のもと、イキガミを手渡された各人がどのように「残り時間」を過ごすかを"リアルに"描いたオムニバス作品です。この作品を読むと、ただ漫然と生きている自分について、ちょっと考えてしまいますね......。

映画は9月27日(土)より。気になる脚本は、原作者・間瀬元朗先生が参加して1年以上かけて練り込んだという原作ファンも納得のクオリティ。華々しい成功を間近にイキガミを突きつけられたミュージシャンの、元相棒(塚本高史さん)や、兄にイキガミが届いたのではないかと疑う妹(成海璃子さん)など、イキガミに関わる人々の人生を立体的に描いています。気になる主人公、イキガミ配達人の藤本賢吾役は松田翔太さんが熱演!!

●映画公式ウェブサイト:
http://www.ikigami-movie.jp/

『小説 イキガミ』
原作:間瀬元朗
著者:百瀬しのぶ
小学館文庫 定価540円(税込)

『いま、イキガミが届いたら ~余命24時間だと考えてみる~』
編集:映画「イキガミ」製作委員会
小学館 定価1050円(税込)

とびこみレコメンド

『おくりびと』(さそうあきら/小学館)

おくりびと
【作品紹介】

まんがの映画化は今や定番ですが、映画のまんが化も、まんがファンなら要チェックです。その中から今回、9月13日(土)に本木雅弘さん、広末涼子さん、山崎努さん出演で公開される映画『おくりびと』のまんが化作品をご紹介。映画公開に先駆けて、さそうあきら先生がオリジナルエピソード満載でまんが化し、ビッグコミックスペリオールに好評掲載されました。映画を観る前に単行本を読むもよし、映画を観てから単行本を読むもよしです!!

『名作『神童』ほか、多くの作品において「音楽」を漫画で表現することに成功してきた、さそうあきら先生。その最新作が、放送作家・小山薫堂さんが初めて書き下ろした映画脚本「おくりびと」の漫画化。遺体を清め棺に納める納棺師を題材にし、生、死、音楽、そして想いが震えるこの物語を、手塚治虫文化賞作家さそうあきら先生がオリジナルエピソード満載で送る本作、必見です。』(小学館宣伝部:桜井健一さん)

●映画公式ウェブサイト:
http://www.okuribito.jp/

2008年09月10日